休日を利用して新海誠監督の最新作「すずめの戸締り」を見に行ってきたのでその感想を記事にしたいと思います。
※なお、今回は読者が既に映画を見ているという想定で記事にしてます。映画を見ていない方は内容がわからないと思いますのでひとまずは映画を見てから記事をご覧ください。
●大まかな総評 「ダイジン」が可哀想すぎる
まず、前提として今作「すずめの戸締り」は最高に面白かったです。そのことを踏まえた上での個人的な感想となりますので何卒ご了承ください。
今回の映画はいろいろなメッセージが詰め込まれてました。震災や義理の親子、そして恋愛などなど。もう本当に詰め込みすぎじゃないかと思うくらい詰め込まれてました。ただ、、個人的に「ダイジン」の扱いが可哀想すぎてあまりそういうことに感情を移入できませんでした。「ダイジン」とは簡単にいうと100年前に厄災を鎮めるため生贄となった猫の姿をした神様です(なお、作中では明言されていませんでしたが生贄になっている間は氷漬け?になったり、生贄からの解放後に「ダイジン」が逃げ出していたことから元々「ダイジン」は生贄になることに同意してなかったのかな〜とも思いました)。その扱いは本当に散々で100年間の生贄から解放されたかと思うと再度生贄を強要され、生贄から解放してくれたかと思った人間からは嫌われ、最終的にはナァナァなまま生贄になったりと本当に見ていて可哀想でした。そういうこともあり、私の性格が歪んでいるだけかもしれませんが作中で一番可哀想な「ダイジン」が何も救われてないのに登場人物たちが幸せになってもなんだかなぁという思いになりました。せめて登場人物たちが1年に1回くらいのペースで「ダイジン」と会話しに行ってますよ〜みたいなエピローグがあればなんとなくハッピーエンドで終われたのでそうした救いが見たかった気がします。まあ、今回の映画に関して様々な捉え方ができると思いますが、心が揺さぶられることは間違いありません。まだ映画を見ていない方は是非見に行ってみてはいかがでしょうか。
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